当初掲載日:2017.11.04
A.フクロウの雛
①叢に独り佇み親待てど親は離れて巣立ち促す 2017.11.04
撮影当時(2013年春)は、「叢に独り佇み親鳥の夜来るを待つ 巣立ちは近し」と詠みました。『Spring has come』というタイトルの写真短歌集に収めた一首です。
その後、製本版の『写真短歌は面白い』を2017年に作る過程で、①のように詠みました。
なお、このフクロウについては、「見詰む」のページで紹介しています。
②草叢に独り佇み親を待つ親は離れて促す巣立ち
2017.11.04
2018年2月以降の歌会詠草を作成するため、そして、このサイト開設の初期目的(製本版『写真短歌は面白い』からの移行)を果たすため、①の短歌を推敲することにしました。
そして、結句を「促す巣立ち」と、語順を変えることで「動詞+体言止め」にしました。ただし、動詞は句跨りにはなりませんでした。
B.ホタルの恋
①出(いで)の山 闇待ち兼ねし者たちの恋の炎の今燃え始む 2017.11.04
製本版『写真短歌は面白い』では、乱舞するという意味で「踊る」の項目に入れました。
撮影当時(2013年)、「出の山ホタル恋まつり」は3年ぶりに復活しました。
そこで私は、休日に下見した上で、平日の6月4日、仕事を終えてから妻に車で迎えに来てもらって、車中で弁当を食べながら、出の山に向かいました。
入場できるのは19時からですが、その頃はまだ明るく、ホタルの乱舞が見られるのは20時前後でした。
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