待つ

当初掲載日:2017.11.04

A.フクロウの雛

写真短歌、フォト短歌、写短、紫陽花法師、フクロウ、梟、巣立ち、佇む、草叢、叢
都城市南横市町、2013.05.18(Sat)、10:00 Canon EOS KissX50 TAMRON SP 24-70mm F2.8 Di VC USD 54mm F5 1/100秒 ISO200

①叢に独り佇み親待てど親は離れて巣立ち促す 2017.11.04

 

  撮影当時(2013年春)は、「叢に独り佇み親鳥の夜来るを待つ 巣立ちは近し」と詠みました。『Spring has come』というタイトルの写真短歌集に収めた一首です。

 その後、製本版の『写真短歌は面白い』を2017年に作る過程で、①のように詠みました。

 なお、このフクロウについては、「見詰む」のページで紹介しています。

 

草叢に独り佇みを待つ親は離れて促す巣立ち

2017.11.04

  2018年2月以降の歌会詠草を作成するため、そして、このサイト開設の初期目的(製本版『写真短歌は面白い』からの移行)を果たすため、①の短歌を推敲することにしました。

 そして、結句を「促す巣立ち」と、語順を変えることで「動詞+体言止め」にしました。ただし、動詞は句跨りにはなりませんでした。

B.ホタルの恋

写真短歌、フォト短歌、写短、紫陽花法師、ホタル、蛍、小林、恋
小林市出の山公園、2013.06.04(Tues)、20:00 Canon EOS KissX50 SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM 30mm F1.6 31秒 ISO200

①出(いで)の山 闇待ち兼ねし者たちの恋の炎の今燃え始む 2017.11.04

 

  製本版『写真短歌は面白い』では、乱舞するという意味で「踊る」の項目に入れました

 撮影当時(2013年)、「出の山ホタル恋まつり」は3年ぶりに復活しました。

 そこで私は、休日に下見した上で、平日の6月4日、仕事を終えてから妻に車で迎えに来てもらって、車中で弁当を食べながら、出の山に向かいました。

 入場できるのは19時からですが、その頃はまだ明るく、ホタルの乱舞が見られるのは20時前後でした。