A.不思議な突起
自宅の庭の柿の実に不思議な突起がありました。実を採り入れてみると、ミノムシでした。
B.背負う
この時、ミノムシが歩くということを初めて知りました。
さて、私の短歌は「本歌取り」です。本歌は石川啄木の「たはむれに母を背負ひてそのあまり軽きに泣きて三歩歩まず」です。
加藤治郎著『短歌のドア』(角川学芸出版)に本歌取りの要件として以下の三点があげられています。
①周知の秀歌から本歌取りを行なうこと。
②本歌取りの詞は二句程度までとすること。
③本歌を踏まえて新たな詩想を創出すること。
このうち私の短歌が満たしているのは①だけでしょう。本歌取りというよりパロディでしょうね。
なお、永田和宏著『作歌のヒント』の「作歌のレトリック」という章に以下の≪≫で示す記述のあるのを見付けた時、上のような要件を知った上で、盗作に当たらないように配慮して(「引用」の要件を満たして)、楽しめばいいのだと思いました。
≪私はここで本歌取りというような堅苦しいものではなく、先行する作品を「引用」として積極的に活用することを奨めたいと思って書いています。先行作品とは、歌だけに限らず、音楽でも、絵画でも、あるいは歴史的な知識でも構わない。一首の歌を通じて、先行する作品に間接的にでも触れることができること、そして目にしている一首だけでなく、先行作品まで共有することができること、これも歌を読む大きな喜びではないでしょうか。≫
C.心地良きかな
恐らく、柿の実の食べているのでしょうね。
D.the SASUKE
このミノムシの動きを見た時、まるでTBSの番組のSASUKEだなと思いました。
なお、「SASUKE」のようなタイトル自体に著作権はないとされていることを分かった上で、この写真のタイトルに使いました。
尤も、全く同じ或いは誤認させるような類似のタイトルの番組を作れば不正競争防止法違反になるでしょうが。
E.せかせか
F.しし汁
今は仕事で出張する機会はなくなりましたが、当時、月曜日開催の研修に出席するため、前日の日曜日に自宅を出ました。
この日、開業前のスカイツリーを見学してから、東野圭吾の『新参者』のロケ地を訪ねる予定でした。
すると、桜の季節でもあったことから、スカイツリーの周辺を見学した後、ロケ地を訪ねる前に隅田川を散策しました。次のGもそうです。Hは研修の翌朝のことです。
なお、「仰ぐ」という題詠のC~Eも、研修前日のことです。
G.桜祭り
短歌の「桜まつりを二年振り」というのは、2011年は東日本大震災があって中止になったためです。
H.増上寺の桜
月曜日開催の研修は夕方遅い時間帯まであることから、その日はホテルを予約していました。研修が終わってホテルに向かっていると、ホテルの近くに桜が咲いているのが見えました。
そこで、翌朝はホテルの朝食を摂らず、朝日が射し込む前に写真を撮ることにしました。
桜は増上寺の境内にあり、その奥に見えるのは東京タワー。
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